多店舗展開する小売業、飲食業等の店舗における管理監督者の範囲の適正化について、厚生労働省より通達が出されました。
これは、名ばかり管理職の適正な賃金および待遇を適正化するための指針として、近年の労働判例を加味した上で公表されております。
今後、これらの判断基準を元に、管理監督者の適正化を指導していくことになりそうです。
厚生労働省労働基準局長から都道府県労働局長あて通達
管理監督者性の判断に当たっての判断要素
自殺した英会話最大手NOVA(大阪市)の元グループ会社社員渡辺孝さん=当時(28)=の両親が31日、過重労働が原因の労災と認めなかった新宿労働基準監督署の処分を不服として、国を相手に遺族補償給付の不支給処分取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状などによると、渡辺さんは2001年4月、NOVAに入社。営業担当として生徒勧誘などの業務をしていたが、04年7月、英会話教室の内装設計などをするグループ会社「NOVAスペースデザイン」(大阪市)の東京営業所に異動になった。渡辺さんは間もなく精神疾患にかかり、同年10月、出勤途中に飛び降り自殺した。
両親は、異動後の3カ月間で月平均約80時間の時間外労働や、7回の徹夜勤務があったと主張。仕事内容が大きく変化したことや、新しい職場での業務上のトラブルが心理的負担となって精神疾患を引き起こし、自殺を招いたとしている。
鳥取労基署は29日、今年6月に建設工事現場で作業中の男性(55)が地面に落下して重傷を負った事故で、現場の転落防止措置を講じなかったとして鳥取市用瀬町の北村屋木材と同社の現場責任者(44)を労働安全衛生法違反の疑いで鳥取地検に書類送検した。
同署の調べでは事故は6月11日、同市用瀬町安蔵の木造住宅建設現場で発生。男性は作業中、屋根を支える高さ4・6メートルの構造部分から誤ってコンクリートの地面に転落して頭などを強く打ち、意識不明の重体となった。
同法では、高さ2メートル以上での作業は作業床や防網の設置など墜落防止措置を講じることが定められており、同署は同社と同社の現場責任者を同法違反とした。
アスベスト(石綿)が原因とみられる中皮腫で死亡したのは旧国鉄が安全対策を怠ったためとして、旧国鉄鷹取工場(神戸市)で勤務した同市の桑名義治さん=当時(55)=の妻(56)ら遺族3人が30日、民営化後の権利義務を引き継いだ独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、約6700万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こした。
支援団体によると、旧国鉄の石綿被害をめぐる訴訟は、1月と3月に横浜地裁に提訴されたのに続き全国で3件目。
訴えによると、桑名さんは1967年4月から神戸市須磨区の旧国鉄鷹取工場に勤務。87年の国鉄分割民営化まで、機関車の解体検査、修繕作業などを担った。この際、シリンダーやボイラーなどに巻き付けられた石綿に暴露。2002年に腹膜中皮腫を発症、04年5月に55歳で死亡した。
県立白根高教諭で硬式野球部監督だった山形功さん(当時40歳)=増穂町=が06年3月、くも膜下出血で死亡したのは「授業、生徒指導と部活動による過労死」として、妻の真弓さん(36)の求めていた公務災害認定を地方公務員災害補償基金県支部が公務外災害と判断した問題で、真弓さんが同支部の判断を不服として、同支部審査会に審査請求を行ったことが29日、分かった。請求は28日付。
真弓さんは同支部に対し、山形さんが社会科教員や生徒指導部副主任、野球部監督として休みなく指導を行い、亡くなる直前の1カ月の時間外労働は約120時間に及んでいたなどと訴えたが、同支部は8日付の認定通知書で一部の活動を時間外労働と認めず「同時期の時間外は約60時間で過重ではない」と判断した。現在、真弓さんは同支部に時間外労働の削減部分について具体的内容の情報公開を求めており、今回の審査請求でも「時間外労働は同基金が過重な労働と定める週平均25時間を上回っていた」などとして、同支部の下した公務外災害とする判断の取り消しを求めている。
真弓さんは「審査会には公平な判断をしてもらい、部活動などに要したすべての時間を認めてほしい。教員の働く環境を整えるためにも今度こそ公務災害が認定されれば」と話し、判断の見直しを願った。

